【善光寺大勧進】干支の守り本尊 未年＆申年
【未年＆申年生まれ編】
護摩堂の地下に安置されており普段は拝観することができない
8体の【干支の守り本尊】を今年も12月31日～1月5日まで公開しました。
一体ずつご紹介をしていきます。
未年＆申年生まれの方の大日如来です。
守護本尊（守り本尊）
生まれてから死ぬまでその人の一生を守り続けてくれる仏様。
生まれた年によって守り本尊が決まっています。
子年：千手観音菩薩
丑・寅年：虚空蔵菩薩
卯年：文殊菩薩
辰・巳年：普賢菩薩
午年：勢至菩薩
未・申年：大日如来
酉年：不動明王
戌・亥年：阿弥陀如来
大日如来（だいにちにょらい）
密教の教えでは、全て命ある生き物は大日如来から生まれたとされ、釈迦如来・阿弥陀如来･薬師如来をはじめとするすべての仏様も大日如来の化身と考えられています。
密教とは、約1300年前にインドで生まれた仏教の一つで、
平安時代に空海（真言宗）、最澄（天台宗）が日本に伝え広がりました。
大日如来は、二人いらっしゃいます。
・真言宗系で祀られている金剛界大日如来（智慧の象徴）
・天台宗系で祀られている胎蔵界大日如来（慈悲の象徴）
印相（いんそう･･･手の形）で見分けることができます。
金剛界大日如来は、智拳印（ちけんいん）と言い、
胸の前で左手の人差し指を立て、その人差し指を右手で握る形をしています。
忍者のように組んでいます。
胎蔵界大日如来は、法界定印（ほうかいじょういん）と言い、
お腹の前で左の手のひらを右の手のひらの上に乗せ、親指同士を軽くつけています。
ご利益
現世安穏・所願成就などですが、
全ての根本となる仏様なのでご利益もどんな願いも救ってくださる
オールマイティです。
来年のお正月にも、特別公開されると思いますので、
善光寺大勧進にお越しいただける方は参拝ください。
※本来は撮影禁止ですが、今回は特別に許可をいただきご紹介しています。
最後までお読みいただきありがとうございました！
お問合せお待ちしております。
